上越、妙高両市のパン店８店が出張販売する「朝市パンまつり」が１２日、上越市大町３の二・七の市で開かれた。
午前８時の開店前から客が集まり、列をつくって待った。出店は高田地区の他、大潟区や妙高市の人気店も。大潟区犀潟の喫茶店「もぉにんぐ」は、人気商品のクロワッサンを多数そろえたが、開店後１０分で売り切れ。急きょ店に追加を依頼した。スタッフは「８店もあるので（用意した数で）十分と思ったが、驚いた」と話していた。
会場には３０代、４０代の子育て世代が目立った。パンまつりを契機に初めて朝市を訪れたという夫婦は「引っ越してきて２年たつが、朝市は敷居が高い気がして足を運ばなかった。土曜だと夫婦で出掛けられるし、いろいろ野菜もあって良い」と話していた。
まつりはパンを通して朝市に親しんでもらい、新たな客層を取り込もうと上越市が企画。担当者が直接店を訪ね出店交渉したという。今後も朝市に新たな客の流れをつくるため、イベントなどを計画していく予定。
