栃木県内新たに34人感染 栃木で職場クラスター 新型コロナ、12日発表

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は12日、新たに計34人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。栃木市内の事業所でクラスター(感染者集団)が発生し、従業員10人が感染した。県内の累計感染者数は6663人。これまでの感染者のうち、変異株感染は新たに8人確認され、変異株感染者の累計は804人となった。

 クラスターは県内69例目。9日に従業員1人の感染が判明し、12日までに全従業員約千人のうち、関係する約50人を検査し判明した。県によると、アルコール消毒設備の不足などが見られた。今後、陽性者の家族などにPCR検査を実施する予定。県は事業所名を公表していない。

 12日の新規感染者は10歳未満~70代の男女。居住地別では宇都宮市11人、栃木市8人、鹿沼市7人、日光市、小山市、上三川町各2人、真岡市、那須塩原市各1人。

 変異株感染者は20~60代の男女で、3人は変異株感染者と接触したという。

 県と宇都宮市は12日、計81件検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は27万4418件、退院者6402人、入院者135人、宿泊療養者69人、自宅療養者26人、入院調整中31人。重症者は10人。

県内の新型コロナウイルス感染者(12日発表)

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