燕が誇る若き主砲が、元主砲の前で完璧な一発だ。ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が13日、ソフトバンク戦(ペイペイ)で両リーグ最速の20号を放った。
4回無死一塁、和田の初球スライダーを強振すると中堅右、中段までかっ飛ばした。ヤクルトでは2012年のバレンティン以来となる「両リーグ最速20号」弾。「7番・DH」で出場したバレンティンの目の前で、燕の主砲としての貫録を見せた。
試合前練習中にも互いに〝ボディータッチ〟を交わすなど仲の良さは相変わらず。バレンティンも先輩の意地を見せるように、5回にNPB通算300号と1000安打を同時達成。無観客開催の中、燕ファンにはたまらない「本塁打の競演」が繰り広げられた。