なでしこジャパンのFW岩渕真奈(28=アーセナル)が、FW田中美南(27=レーバークーゼン)とのホットラインに喜びを爆発させた。
13日に行われた国際親善試合メキシコ戦に2人は揃って先発。岩渕が前半35分に先制点、田中が後半1分に2点目のゴールを決めた。
試合後にオンラインで取材に応じた岩渕は自身のゴールを「良い流れ、良いリズムで決められた」と会心の表情で振り返った。その一方で、取材対応が終了する際に自ら「2点目のゴールについて誰も(質問を)言っていないですよね」と田中のゴールに触れるよう報道陣に〝お願い〟。質問を受けるのではなく自らが解説して「美南が点を取ってくれてうれしかった。良いボールを蹴れて、美南にアシストできてうれしかった」と田中とのホットライン開通に「うれしい」と言葉を重ねて喜んだ。
岩渕にとって田中は日テレ時代にともにプレーした1歳下のかわいい後輩にあたるだけに、東京五輪メンバー発表前の最後のアピールの場で素晴らしい連係プレーを披露できたことがよほどうれしかったようだ。
田中も「ぶちさんが左足で絶対出してくれると思っていた。〝岩渕さまさま〟のゴールだった」と先輩に最敬礼。「今自分がやれることは100%出せたと思う。残り数日しっかりアピールして18人の中に入りたい」と夢舞台でのコンビ結成に意欲を見せた。
金メダルを狙うなでしこジャパンで強力タッグが実現するか注目が集まる。