大崎の連勝 34でストップ 監督「目を覚まさせないと」

【準決勝、大崎-長崎商】6回表大崎2死三塁、勝本が左前適時打を放つ=県営ビックNスタジアム

 昨季から続いていた大崎の県内主要大会の連勝記録は34でストップ。4強で幕を閉じた夏の前哨戦に、清水監督は「自分たちのミスで点をやっている」と淡々と振り返った。
 2年生左腕勝本の試合の入りは完璧だった。だが、三回2死から9番に安打を許すと、次打者への低めの球を捕手調が後逸(記録は暴投)。直後に単打で先制された。逆転後の六回には失策が絡んで追いつかれ、勝ち越された七回以降は打線が沈黙。「新しく中継ぎでマウンドに上がったつもりで気持ちを切り替えた」という長崎商の先発田村に無安打で抑えられた。
 敗れたものの、夏の第1シードは確定している。清水監督は「ここぞの場面で(気持ちやプレーが)引いている。目を覚まさせないと」と本番を見据えていた。


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