韓国AR企業、サンリオと共同でショッピングアプリ「こぎみゅんのおみせ」開発リリース

韓国のARスタートアップ企業「アニペン」(Anipen/애니펜)が、サンリオと共同で、サンリオの人気キャラクターの一つである「こぎみゅん」を使ったメタバース型XRショッピングアプリを日本で6月末にローンチすると発表した。

XR技術とメタバースコンセプトが融合したショッピングアプリとしてリリースされる「こぎみゅんのおみせ」は、ショップを単純な購買行動ではなく、ユーザーがさまざまな楽しみを感じ、新しい経験をすることができ、ストーリーが息づくコンテンツにするため、実際の商品をデジタルで完全に実装したという。

アニペンのジョン・ジェウン代表は、「これまでアニペンが研究して開発してきたAR / VR、XR技術とメタバース技術が《こぎみゅんのおみせ》アプリに適用され、既存のオンラインショッピングとは全く別のショッピング体験をユーザーに提供することを期待している」と述べた。

サンリオエンターテイメントコンテンツ部イ・ギェフン(韓国コンテンツ振興院諮問委員)室長は、「サンリオの代表的人気キャラクターの一つであるこぎみゅんの世界観が実装された店舗と、色とりどりに飾られ、様々なインタラクティブな要素を《こぎみゅんのおみせ》で表現する予定」であるとし、「今回のコラボレーションを契機に日韓共同メタバースコンテンツの開発とグローバルなビジネスの幅が広がり、韓国企業の海外進出に貢献することができており、さらに嬉しい」と説明した。

アニペン、2013年に設立されたAR技術のスタートアップで、拡張現実ベースのインタラクティブコンテンツのオーサリング技術を開発し、Google(Google)、クアルコム(Qualcomm)、サンリオ(Sanrio)、ラインフレンズ(LINE Friends )、アイコニックス(ICONIX)、ワイルドブレイン(WildBrain)、サムスン電子(C-Lab Outside)など、国内外のグローバル企業とコラボレーションしている。

アニペンは4月にパートナーズ・インベストメント、ユニオン投資パートナーズなどから85億ウォン(約8.3億円)規模の投資を誘致している。

(参考記事:「KDDIファンドが韓国のドラマ制作会社に出資…日本市場進出もサポートか」)
(参考記事:「韓国クーコン社「日本総務省の家計調査事業に自社のフィンテック技術が採用」」)
(参考記事:「LINEが韓国金融大手と組みインドネシアで「LINE Bank」を開始」)

© 合同会社WTS研究所