【東京五輪】〝はったり男爵〟コーツ副会長来日で反対運動激化も

ジョン・コーツ副会長(代表撮影)

〝はったり男爵〟こと国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長(71)の来日を前に非難の声が殺到し、東京五輪の反対運動が激化しそうだ。

15日にIOCの〝男爵軍団〟の第1陣が来日する予定となっており、コーツ副会長のほかデュビ統括部長、ギラディ副調整委員長が大会期間中まで滞在することになっている。

3人は来日後3日間は宿泊先で隔離生活を行った後、4日目以降は決められた用務先にかぎり活動が認められている。

コーツ副会長は緊急事態宣言下でも五輪を「開催する」と強弁したほか、最近も「私は観客が見たい」と開催中止を求める日本国民の感情を逆なでし続けており〝はったり男爵〟との異名もある。

そんなコーツ副会長がいよいよ来日するとあって国民の間からは批判が殺到。ネット上では「来るな。シンプルに迷惑だ」「明日にはぼったくり集団のナンバー2のコーツ氏が来日する! 隔離なんかも守らないよね。政府も日延べ作戦で本土決戦しようとしている」と来日に反対する声が次々と上がっている。

さらにコーツ副会長が開催反対派から〝敵視〟されているため、来日によって東京五輪の開催反対を求める機運が高まると指摘する声も。「コーツ氏の来日を多くの人々がプラカードを持ち、帰れコールで歓迎してみてはどうだろうか」「今頃お迎えの組織委の担当者は大変だろう。盛大にオモテナシしなきゃいけないからね。どんな高級ホテルにお泊りするのか? 赤絨毯の上を歩くのか? 一挙手一投足に注目。反対運動が加速するきっかけになればいい」などと中止の世論に再び火をつける可能性がありそうだ。

ついに上陸する男爵軍団。IOC貴族と開催反対派の対決の火ぶたが切って落とされる。

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