異才・落合陽一が「考える流儀」を初公開 『半歩先を読む思考法』発売決定!

株式会社新潮社は、 筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一が日々の思考の過程をはじめて明かした著書『半歩先を読む思考法』を7月19日(月)に発売。

リアルタイムの「思考の過程」から見えてくる未来を共有できる

未曽有のコロナ禍でどう未来を見通したのか? が、 日記形式で克明に記されている。このコロナ禍において、 「世界が元に戻ることを当然のように思う(世間への)違和感」(2020/4/4)との発言で、 “ビフォアコロナ”から“ウィズコロナ”、 そして“ポストコロナ”への不可逆性を見通し、 初めて全国に緊急事態宣言が出された直後の記事では、 世界的にも終息時期の予測が乱立する中、 ある企業のリポートに着目し、 「来年(2021年)の9月くらいにならないと状況が変わらないのでは」(2020/4/19)と、 現在の状況を予見するような記述を残している。 落合が未曽有の事態をどう捉え、 どのように考えを深めていったのか、 本書にはその過程が同時進行で記録されている。

過去の自分と対話を重ねることで「未来」を想像する力を養える

落合は本書の中で、 過去に自分が行ってきたことをたびたび振り返っている。 同時に 、 自分にとってコアとなる価値観は何なのか 、 繰り返し自身に問いかけている。 激動する世界に振り回されることなく、 常に自分のコアに立ち戻る重要性が伝わってくる。

思考のプロセスを追体験することで「自らの明日」を見据える力を強化できる

本書に収録した原稿は、 「思考と雑談するように文章を書く」という落合さんが、 考えながら書き、 書きながら考えた、 思考のプロセスそのもの。 つまり、 本書を読むことは、 落合がどのように考えを深化させていくのか、 その過程を追体験することでもある。

分野や領域に縛られない多ジャンルの「インプットの重要性」が可視化される

研究の世界において最先端のテクノロジーを取り入れるだけでなく、 メディア出演やイベント等を通して、 学者、 経営者、 政治家、 アーティストといった各界のトップランナーと対話を重ね、 常に多種多様な情報をインプットし続ている。 落合のひとつひとつの判断の背後にある多様なジャンルからの膨大なインプットは、 一般読者にも「情報の重要性」を気づかせる。

落合陽一 コメント

2019年の初頭から「note」で連載を始めました。 日々考えていることや時代に対して思うこと、 今後の社会やインフラがどう変化していくかなどを書き留めては反芻していった記録が本になるということで実に感慨深く感じています。 特にビフォアコロナからウィズコロナ・ポストコロナへと変化していく時代の記録とその変化、 リアルタイムで考えていたその展望を含め貴重な記録になったと思います。 今までのビジネス書とは異なり、 長い時間をかけて散文的に書いた文章を編集の皆さまと編纂し、 思考のエッセンスが凝縮された一冊になったと思います。 ぜひお手に取ってみてください。

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