【新型コロナ】ワクチン保管の冷凍庫の不具合「適切に伝えられず」 川崎市長、メーカーの対応に不信感

会見する福田市長=川崎市役所

 新型コロナウイルスワクチンを巡り、川崎市が保管していた超低温冷凍庫の温度上昇で約6400回分を廃棄した問題で、福田紀彦市長は15日、冷凍庫を製造したEBAC社から不具合を「適切に伝えられていない」と明らかにした。

 福田市長は廃棄について「率直にお詫びを申し上げたい」と謝罪し、「私たちの管理上の問題もある」として一日に2度、温度を確認していくと明らかにした。

 一方で、原因の調査結果を待ちたいとしつつも、「事案を把握したのなら、すみやかに納品先に情報提供されるべき」と同社の対応に不信感を示した。

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