Rマドリード、バルセロナ、ユベントスは今季CL出場へ。UEFAが〝参加許可〟を通知

UEFAは今後どう動くか(ロイター)

欧州サッカー連盟(UEFA)は欧州スーパーリーグ(ESL)創設構想から脱退していないユベントス(イタリア)、レアル・マドリード、バルセロナ(ともにスペイン)の3チームに来季の欧州チャンピオンズリーグ出場を認める文書を送付したと英紙「デーリー・メール」が伝えている。

UEFAはESL創設に合意した12クラブのうち、いまだに撤回しない3クラブに来季の欧州CLへの出場停止など懲戒手続きを行う構えだったが、スイスの法務省が「処分を下す権限がない」と明示したことで手続きは一時停止。UEFAは「来シーズンのUEFAクラブ大会に参加するすべてのクラブに参加許可書が送られた」と発表した。

ただ、UEFAは3クラブに対する懲戒手続き停止について、あくまで一時的なものと主張。法的な争いが解決し、手続きが実施されるまで時間がかかるという。UEFAは声明で「裁判所命令に依拠して、言及された3つのクラブは、いわゆるスーパーリーグプロジェクトに関連する潜在的な懲戒処分から身を守ることを目指してきた」としている。

一方、ESL創設者の1人で、ユベントスのアンドレア・アニェリ会長は今月初めに計画はクーデターではなく、新しいコロナウイルスの大流行に見舞われたサッカー業界を救う方法であると語っている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社