開幕した欧州選手権で一匹のネコが話題となっている。ロシアのサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にいる「アキレス」という名前の白ネコ。聴覚障害を抱えながらも開幕戦でイタリアが3―0でトルコに勝利した試合をズバッと的中させるなど、海外メディア「knоwinsiders」など、各メディアが報じている。
アキレスが世界から注目されるキッカケとなったのは2017年のコンフェデレーションズカップからだ。予想した4試合の結果をすべて正解させると、18年のロシアW杯でも再び4試合をパーフェクト予想した。同メディアは「アキレスはトーナメントの最高の神託に選ばれました」と報じている。
同メディアによると、欧州選手権の勝敗を予想する方法は、国旗を表示した2つのボウルにキャットフードを入れ、アキレスが食べた方が勝者になるというシンプルなもので、10年南アフリカW杯でドイツ代表の全7試合の結果を当てた予想タコのパウルくんに匹敵する的中率を誇っているという。
アキレスは試合予想をしていないときには、セラピーキャットとして活動。飼い主のアンナさんとともに、孤児院や各種ホスピスなどを定期的に訪問しているという。アンナさんは「落ち着きがあって気楽なネコ」と説明しているが、今後の激戦をどう予想をするのだろうか。