侍守護神 稲葉監督は「ギリギリまで決めず」も日替わり起用に含み「その時々、打者によって」

左から平良、山崎、栗林

東京五輪に参加する野球日本代表・侍ジャパンの代表内定24選手が16日、都内のホテルで発表された。

会見に出席した稲葉篤紀監督(48)は24人の選手を自ら発表した後、質疑応答の中で「侍守護神」についても触れ、現状で固定しない方針を明かした。

「今、現時点で抑えをやっている選手もいるし、抑えを経験した選手もこの中にはいる」とした上、で「プレミア12の時も(大会直前まで)そうだったが、まずは抑えを決めない。これだけの投手がいる」とコメント。

そして「ギリギリまで抑えは決めずに…というか、その時、その時によって打者によって、この投手なら抑えられるというふうにも今、考えている」と状況に応じた〝日替わり起用〟の可能性も示唆し、最後は「経験も含めて(考える)。一番最後に私も含めて(人選した)投手に投げてもらう。そういうことを考えながらやっていく」と述べた。

2019年11月のプレミア12では侍ジャパンの守護神として山崎(DeNA)が最終的に固定され、優勝した決勝戦を含め最も多く9回のマウンドを締めた。東京五輪代表内定24選手の中には山崎に加え、平良(西武)や栗林(広島)、岩崎(阪神)、中川(巨人)が所属球団で今季のブルペンを支えている。

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