WEC富士戦の開催可否は「6月末に決定」とACO会長「我々には9月の状況が分からない」

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 WEC世界耐久選手権は、9月26日に日本の富士スピードウェイで開催予定の2021年シーズン第5戦『富士6時間レース』について、イベントを行なうか否かについての判断を下していない。ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンは、富士戦の状況についてコメントをするのは「時期尚早である」と述べている。

 この2021年シーズン第5戦は、8月に開催日程が移された第4戦ル・マン24時間レースから5週間後に開催される予定となっている。

 日本は現在、フランス、英国、ドイツ、アメリカなどの特定の国からの入国に制限を設けており、7月23日〜8月8日にかけて行なわれる東京オリンピックに参加する関係者などについては限定的な免除が認められている。

 先週の第2戦ポルティマオにおいて、富士6時間レースの状況について尋ねられたフィヨンは、「答えるのは時期尚早だと思う」とSportscar365に対し語っている。

「我々は、6月末に決定を下す。レースを管理することには問題ない。検疫・隔離が問題だ」

「我々には、9月にどんな状況になっているかは分からない。オリンピックはあるが、彼ら(日本)はオリンピックの後、オープンになるのか、クローズになるのか。我々には分からない」

 WECのCEOを務めるフレデリック・ルキアンは、2019年に最後のレースが開催された後も、富士スピードウェイのマネジメントチームとは、「常に連絡を取り合っている」と付け加えている。

 もし富士ラウンドが開催に向けて前進できない場合には、WECは代替レース開催のための動きをとるものと理解されている。

2019年10月に行なわれたWEC2019/20シーズン第2戦富士6時間レース。2020年は当初、2020/2021シーズンのレースとして開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2019/20シーズンが伸びたことにより、富士戦は開催されていなかった。単年のシーズンとなることが決定した2021シーズンは、当初よりカレンダー入りしている。