格闘技イベント「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)で行われる「キックワンナイトトーナメント」に出場する白鳥大珠(25)が、令和きってのビッグマウス男こと皇治(32)を“制裁”する。
16日にオンラインで練習を公開し、キレのあるパンチとキックを披露。「延期になって、最高に仕上げることができた。僕にとってはプラスでしかない」と自信をみなぎらせた。
同大会は当初、5月30日に行われる予定だったが、緊急事態宣言の発令によりスライド開催される。2月の原口健飛戦で足を骨折し、急ピッチで仕上げていた白鳥にとっては幸いだった。ケガの回復だけでなく、課題だったメンタル面の強化やニュースタイルの確立に時間を費やすことができたという。
1回戦では高橋亮(25)と対戦するが、注目は同じ1回戦で梅野源治(32)と激突する皇治との決勝が実現するかだ。皇治からは同じジムに所属する“キック界の神童”那須川天心(22)の「かばん持ち」と揶揄され、4月の会見では挑発の意味を込めてかばんをプレゼントされた。
白鳥は「試合をして分からせてやろうかなと思っているので、(決勝に)上がってきてもらわないと困る。技術面は僕の方があると思うので、圧倒的な差を見せて分からせてやろうかな。(勝って)俺のかばん持ちから出直して来いと」ときっぱり。地元のリングに立つビッグマウス男に勝利し、大会の主役を奪う。