新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で16日、新たに1人の死亡と、10歳未満~80代の男女210人の感染が確認された。うち128人の感染経路が不明。
横浜市によると、亡くなったのは市内在住の80代男性。同居家族の濃厚接触者として検査を受け、5月23日に陽性と判明し、6月7日に亡くなった。高血圧の基礎疾患があったという。
同市内では、クラスター(感染者集団)が確認されている民間企業のコールセンターで1人の感染が新たに判明し、関連した感染者は21人となった。
川崎市内では、幸区の認可保育園で新たに保育士4人が陽性となり、同園の感染者は保育士7人となった。市はクラスターと認定して調べている。
藤沢市は、市立保育所に通う男児の陽性が判明したと発表した。市は当該保育所を16~19日の4日間、臨時休園とし、園児と職員155人の検査を実施する。
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県は16日、県内で既に公表されている新型コロナウイルス感染者のうち、新たに10歳未満~70代の男女78人が変異株に感染していたと発表した。このうち41人が英国株の疑い、3人がインド株の疑いと判明。県内の変異株感染者は累計4414人となった。