マグヌッセンが急きょインディカーデビュー。ローゼンクヴィストの代わりにロード・アメリカ戦に参戦

 18~20日にウィスコンシン州エルクハート・レイクのロード・アメリカで開催されるNTTインディカー・シリーズ第9戦。フェリックス・ローゼンクヴィストの代わりにケビン・マグヌッセンがアロウ・マクラーレンSPから参戦することが発表された。

 2017年にマクラーレンからF1デビューし、昨年はハースF1チームからF1に参戦していたマグヌッセン。2021年からスポーツカーに転向し、キャデラック・チップ・ガナッシ・レーシングからIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦している。

 第4戦デトロイトでIMASA初優勝を飾ったマグヌッセンだが、さらに嬉しい知らせが舞い込んだ。

 IMSAと併催されたインディカー・デトロイト戦のレース1でクラッシュを喫し病院に搬送されたローゼンクヴィスト。レース2では、昨年までアロウ・マクラーレンSPから参戦していたオリバー・アスキューが代わりにステアリングを握っていたが、今週のロード・アメリカ戦の出場が認められず、マグヌッセンに白羽の矢が立つことに。

 7年間F1を戦ったマグヌッセン。F1デビューを飾ったマクラーレンから、今度はインディカーデビューを果たすことになる。

「今週末、アロウ・マクラーレンSPからロード・アメリカでインディカーデビューを行う! 先週のデトロイト戦のクラッシュにより療養中のローゼンクヴィストに代わって参戦になる。インディカー・マシンをドライブしたことはなく、レースに直行する大きなチャレンジだが、ノーとは言えなかった」とマグヌッセンは自身のインスタグラムに投稿している。

 ロード・アメリカ戦は、18日に2回のプラクティス走行が行われ、19日にプラクティス走行と予選、20日に決勝レースが予定。F1を戦ってきたマグヌッセンがインディカーでどんな走りを披露するのか? また、ハースF1時代のチームメイトであるロマン・グロージャンとの対決も注目だ。

© 株式会社三栄