警察犬ロッティと指導手に感謝状 行方不明の男性発見に貢献 時津署

感謝状を贈られた松永さんと警察犬のロッティ=時津署

 5月下旬、長崎市内で行方不明になった70代男性の発見に貢献したとして、時津署は16日、嘱託警察犬指導手、松永ゆいさん(25)=長崎市東町=と嘱託警察犬ロッティ(雌、5歳)に署長感謝状を贈った。
 同署によると、5月26日午前9時半ごろ、男性が長崎市内の自宅からいなくなったと同居の家族から届け出があった。男性は歩行困難で近くには海があり危険なため、同署は早期発見につなげようと県警本部を通じて警察犬の出動を要請。午前11時50分ごろ、松永さんがロッティと共に枕カバーのにおいを元に捜索を始め、約20分後、約200メートル離れた公園の植え込みに横たわっていた男性を発見した。男性は胸部を打撲していたものの、命に別条はなかったという。
 黒岩茂久署長は「早期に発見し、人命救助に貢献した」と功績をたたえ感謝状を贈呈。松永さんは「においを覚えたロッティは迷いなく進み、私も信じてついて行った。よくやってくれた。ありがとう」と労をねぎらった。

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