Dバックス歴代ワーストの敵地23連敗 今月わずか1勝

【ダイヤモンドバックス3-10ジャイアンツ】@オラクル・パーク

ダイヤモンドバックスは故障者リストから戦列復帰したエース右腕のザック・ギャレンが4点を失い、3イニングを投げ切れずに降板。4回以降もリリーフ陣がジャイアンツに追加点を奪われ、3対10で完敗を喫した。今月は現地時間6月1日のメッツ戦しか勝利しておらず、4カード連続の被スイープで14連敗。ロードゲームでの連敗は23まで伸び、メジャー歴代ワースト記録を更新した。

従来のロード連敗記録は1943年アスレチックスと1963年メッツが記録した22連敗。ダイヤモンドバックスはマディソン・バムガーナーが7イニング制の参考記録ながらノーヒッターを達成した現地時間4月25日のダブルヘッダー第2試合(対ブレーブス)を最後にロードゲームで1度も勝てておらず、58年ぶりにこの不名誉な記録を更新することになってしまった。また、シーズン成績も20勝50敗となり、借金は30の大台に到達。勝率.286は当然ながら両リーグ最低の数字である。

この日は戦列復帰したばかりのギャレンを先発に立てたものの、2回裏にカート・カサリの1号2ランなどで3失点。3回裏にはウィルマー・フローレスの犠飛でリードを広げられ、5回終了時点で6点のビハインドを背負った。7回表にデービッド・ペラルタのタイムリーなどで2点を返したが、直後の7回裏に2点を失い、8回裏にもマイク・ヤストレムスキーのタイムリーで2失点。9回表に1点を返して意地を見せたが、大勢に影響はなかった。

明日からの16試合はドジャース、ブリュワーズ、パドレス、カージナルス、ジャイアンツと勝率5割以上のチームとの対戦が続く。このうち、パドレス3連戦とカージナルス3連戦は敵地での試合となるが、泥沼の連敗記録はどこまで続くのだろうか。

© MLB Advanced Media, LP.