侍ジャパン、會澤の五輪辞退を発表 梅野を追加、稲葉監督「彼の思いも共に戦う」

広島・曾澤翼(左)と阪神・梅野隆太郎【写真:荒川祐史】

會澤は左下腿腓腹筋挫傷を負い、出場を辞退

NPBエンタープライズは18日、東京五輪の日本代表メンバーに内定していた広島の會澤翼捕手が辞退し、阪神の梅野隆太郎捕手を追加選手とすると発表した。會澤は15日の西武戦で左足を負傷。左下腿腓腹筋挫傷と診断されていた。

會澤はNPBエンタープライズを通じて「夢でもあった五輪の代表内定選手に選んで頂きありがとうございます。ケガをしてしまい、稲葉監督はじめ関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしました。出場することは叶いませんでしたが、野球日本代表が金メダルを獲れるように心から応援してます」とコメントを発表した。

會澤に代わる追加選手として内定メンバーには梅野が選ばれた。梅野は「日本代表の一員として戦えることを凄く誇りに思いますし、感謝しています。チームのために金メダルを目指して精一杯頑張ります」と語った。

プレミア12でも正捕手としてマスクを被っていた會澤の辞退に、稲葉篤紀監督は「會澤選手のケガに関して残念です。こればかりは仕方ないですが、彼の思いも共に戦います。1日でも早いケガの回復を願っています」とし、追加選手となる梅野に対しては「このような事態でも快く引き受けてくれたことに、心から感謝をしています。守備面で安定感もありますし、打撃・走塁面も含めて期待しています」と期待を寄せた。(Full-Count編集部)

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