【東京五輪】ライバルコロナ違反密告横行の〝チクリンピック〟化か

〝チクリンピック〟化の懸念も…

そんな五輪は嫌だ…。新型コロナウイルス感染防止対策のため、選手に厳格なルールを定めた東京五輪が、告げ口横行の〝チクリンピック〟になる可能性が指摘されている。

選手団にはハグやハイタッチなどの物理的接触や外出の禁止をはじめ、コロナ検査やマスク着用などのルール厳守が求められている。ルールを守らなかった選手や関係者には、参加資格はく奪、国外退去強制措置など重い処罰が科され、メダルはく奪の可能性も示唆されている。

これに対し、英「デーリー・メール」は「選手は違反密告でライバルを狙い撃ちし、排除することが可能になった」と報道。

「国際オリンピック委員会(IOC)は、新たな規定を制定。『誰でも』違反の申し立てをすることができ、それが資格はく奪などの引き金となる。ライバルが選手村をマスクなしで歩いたり、仲間と抱き合っているのを見つけた場合、選手が報告する可能性が高まった」と、最悪の密告合戦を予測した。

何とも姑息な手だが、ルールはルール。大会期間中、選手村には嫌な空気が流れ続けそうだ。

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