巨人・坂本の激励もむなしく…巨人・メルセデスが3回途中6失点KO

選手交代を告げる巨人・原監督。この直後阪神・サンズに満塁弾を浴びた

巨人のC.C.メルセデス投手(27)が18日の阪神戦(甲子園)に先発し、3回途中6失点で降板した。

初回こそ無失点で抑えたが、2回につかまった。怪物ルーキー・佐藤輝とサンズの連続二塁打で1点を先制され、なおも一死二塁で梅野の三塁線への打球が適時二塁打となって2失点目。さらに二死後は近本に初球の直球を左中間を破る二塁打とされ、もう1点を献上した。

続く3回は先頭打者のマルテにストレートの四球。すかさず、主将の坂本が遊撃のポジションからマウンドに向かい、直接声をかけて肩をポンポンと叩いて励ましたが、大山に左前打、佐藤輝に内野安打を許し、原監督に交代を告げられた。無死満塁のピンチから2番手で送り込まれた田中豊がサンズに最悪のグランドスラムを被弾し、メルセデスは6失点となった。

2018年から阪神戦では5勝2敗、防御率1・58と無類の〝虎キラー〟ぶりを発揮してきたのだが…。首位阪神を7ゲーム差で追走する巨人にとっては重すぎるビハインドとなっている。

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