小池都知事が “禁酒法” 緩和 飲酒は認証店なら2人以内、90分以内ならOK

飲食店に対する酒類提供の緩和を発表した小池都知事

東京都の小池百合子都知事(68)は18日、都庁で会見し、20日で緊急事態宣言が解除され、21日から7月11日までのまん延防止等重点措置に移行するにあたって、飲食店に対する酒類提供の緩和を発表した。

小池氏は「お酒は王冠が張ってあるステッカーや青いステッカーが入っているお店で2人以内、90分以内でお願いしたい」と要請した。

都は今年4月から「徹底点検 TOKYOサポート」のプロジェクトを始めており、感染対策で20のポイントを個別にチェックし、クリアした店には、感染防止徹底宣言ステッカーの徹底点検済(青背景+王冠マーク)バージョンを配布している。

これらの店では措置区域(23区、檜原村、奥多摩町を除く多摩地域の市町)において、11時から19時までの間は、同一グループ2人以内、滞在時間90分以内で酒類提供を可能とする。

政府は重点措置地域内では午後7時まで、同一グループで4人以内の飲酒を要請していたが、都は「感染状況が大変厳しい。若い方の感染が増えている。会食での感染が増えているので留意してもらいたい」と政府の要請よりも厳しい措置を敷いた格好だ。

現時点で徹底点検済のステッカーが張られた店は3万7000軒で、都のホームページなどで掲載している。緊急事態宣言で休業し、チェックが済んでいない店も多く、順次、作業を進めていくという。

小池氏は「再びステージ4に視野に入ったら、全面停止、酒類提供禁止となります」と話し、引き続きの感染防止対策を訴えた。

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