ベテランの投球が、チームの好調をさらに加速させた。ヤクルトは18日の中日戦(神宮)を5―2で勝利。先発登板した石川雅規投手(41)が、6回2失点で3勝目を挙げた。
交流戦を終え、リーグ再開初戦。DeNA三浦大輔監督(47)のセ・リーグ記録に並ぶ294試合連続先発登板となった石川は1、2回を三者凡退に抑える快調な立ち上がり。3回に加藤翔、4回に堂上にそれぞれソロを浴びるも、その後は失点を許さなかった。
この日も熟練の制球が冴えわたった。4度フルカウントにするも乱れることなく、四球を許さなかった。石川はこれで今季初勝利を挙げた今月4日の西武戦(神宮)以降3連勝。四球を1つも許さない投球が続いている。
試合後、高津臣吾監督(52)は「今日は交流戦終わって最初のゲームで、年に何度かあるリスタートだったと思うので石川に託して良かった」と信頼を寄せる大ベテランを称賛した。
石川は「(初戦を)任せていただいたっていうのはうれしかったので、あとは僕がゲームでしっかりと結果を出すことだけだった思っていた。任せてよかったって言っていただくのが一番うれしい」とはにかんだ。
チームはこれで4連勝。貯金は今季最多の7とし、この日タイで並んでいた巨人が敗れたためリーグ単独2位に踊り出た。