スペイン1部バルセロナが、〝日本の至宝〟ことU―24日本代表MF久保建英(20=ヘタフェ)を横取りされた恨みを晴らすべく、同1部レアル・マドリードへの復讐計画を進めている。
久保は10歳からバルセロナの下部組織でプレーしていたが、バルセロナが国際サッカー連盟から18歳未満の外国人選手獲得、登録違反による制裁措(1年間の補強禁止と当該選手の公式戦出場停止)を受けた。
久保自身もその対象となり、16年に帰国してFC東京U―18入りした。その後、国際移籍が可能となる18歳の誕生日を迎えれば、バルセロナ復帰が既定路線と見られていたが、19年6月にRマドリードへ電撃入団した。
スペインメディア「ドンバロン」によると、ライバルに選手を強奪された恨みはいまだに消えておらず、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、Rマドリードへ復讐するため、同クラブの下部組織出身であるMFマルビン・パク(20)を引き抜こうとしているという。同選手はナイジェリア人の父と韓国人の母の間にスペインで生まれ、U―19スペイン代表経験を持つ将来有望株だ。
長年しのぎを削ってきたライバル同士だけに、やられたらやり返さないと気が済まないようだ。