東京五輪の馬場馬術の韓国代表に〝暴行男〟が選ばれた。その選手は韓国大手財閥ハンファグループの金升淵会長の三男である金ドンソン(32)だ。
日本国内では同種目で五輪史上最高齢出場(80歳4か月)を目指していた法華津寛(80)が代表入りを逃したことが話題になったが、韓国では金ドンソンの選出を巡って議論が巻き起こった。
同選手は2014年の仁川アジア大会団体で優勝するなど実績十分だが、17年1月にバーの従業員を暴行し、パトカーで暴れて器物を破損する犯罪を犯し、懲役8か月に執行猶予2年を宣告されていた。
韓国紙「東亜日報」によると、金ドンソンは今年1月まで代表から除外されていたが、その後国外の大会に出場して結果を残して代表資格得て、正式に代表選手となった。
しかし暴行事件を起こしたにもかかわらず、公式な謝罪などを行っていないことなどから、韓国では東京五輪代表にふさわしくないとの意見も噴き出し、選出に対する批判も少なくない。
大韓体育会関係者は「彼は五輪出場資格を得ている。出場は問題ない」と強調するが、大手財閥の御曹司だけに、特別扱いがあってもおかしくはない。