J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が19日の福岡戦で決勝ゴールを挙げた。1―1の後半35分にPKを決め、チームを2試合ぶりの勝利に導いた。
自らを起点にPKを得た。ペナルティーエリア内右で相手DFに囲まれたが、背後に浮き球のパス。DF酒井高徳の折り返しが、相手のハンドを誘った。イニエスタはPKをゴール右隅に落ち着いて決め、公式戦2試合連続得点となるリーグ初ゴールを決めた。「久しぶりのJリーグのゴールで勝利に貢献できてよかった」と笑顔を見せた。昨年12月のアジアチャンピオンズリーグで右脚を負傷し、5月に復帰。徐々に調子を挙げているのは、チームとって頼もしい限りだ。
これでリーグ戦5位に浮上し、今後はともにホームで横浜FC(23日)、湘南(7月3日)と下位チームとの対戦が続くだけに、勝ち点を積み上げるチャンス。イニエスタは「この流れと自信を持って、いい結果を残し続けたい」とさらなる上位を見据えた。