東京五輪・パラリンピックの感染対策を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は19日、「どんな形で実施するかは国が決めること。決められた条件の下で安全安心な大会を完璧に実現することに全力を注ぎたい」と語った。県庁で記者団の取材に答えた。
県の阿南英明理事（医療危機対策担当）や中澤よう子医務監は、尾身茂氏ら専門家有志とともに無観客開催が「望ましい」と提言している。これに対し、知事は「提言は一個人としてのもの。専門的な見地からの提言は重く受け止めなければいけないが、政府がどういう判断をするかだ」と述べるにとどめた。
県内では横浜市で野球・ソフトボールとサッカー、藤沢市の江の島でセーリング、相模原市などで自転車ロードレースが開催される。
