Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦は6月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が優勝。今季6勝目を飾った。2位は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、3位は平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)となった。
前日の第10戦はフルウエットのなかジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)がポール・トゥ・ウインで初優勝を遂げた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。一夜明けた6月20日(日)は、10時20分からほぼドライコンディションのなかでフォーメーションラップがスタートした。
迎えたスタートでは、フロントロウの名取と佐藤が好発進を決めるが、3番手のアレジのインに、好スタートを決めた平良が入り、名取、佐藤、平良、アレジと続いていく。
一方その後方では、5番手スタートの河野駿佑(RS FINE K&N 320)に6番手スタートの野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)、7番手スタートのルッカ・アレン(Albirex-RT)が1コーナーで並ぶも、野中と河野が接触してしまう。タイヤ同士が接触してしまい、河野はマシンが1回転してしまったが、ヘイローやエンジンのエアボックス等に傷があったものの、幸い無事にマシンを降りた。野中も左フロントを痛め、そのままストップ。レースはセーフティカー導入となった。
レースは5周目にリスタートを迎えるが、名取が佐藤をおさえトップで1コーナーへ。平良とアレジも並びかけたが、平良が3番手を死守。一方アレジの後方では、5番手につけていたアレンを三宅淳詞(MAX RACING 320)がかわしていった。
トップの名取は9周目に1分13秒925というファステストラップをマーク。佐藤も食い下がるがわずかにオーバーランし、その差が3秒ほどに拡大する。名取はそのまま3秒程度のギャップをキープし、トップチェッカー。今季6勝目を飾った。2位は佐藤で、第5戦以来の表彰台となった。
3番手争いはファイナルラップまで平良とアレジの争いが続いていたが、平良が最後までアレジの攻勢を防ぎきり、第10戦に続く2戦連続の表彰台に。アレジは4位で、第3戦から続いていた連続表彰台が途絶えた。三宅が5位、アレンが6位で2020年以来のポイント獲得を果たした。マスタークラスは、前日の第10戦で悔しい展開となった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が逃げ切り。6勝目を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第11戦スポーツランドSUGO 決勝レース結果(編集部集計)
Pos M No Driver Car Name Team Laps Grid Qualify
1
50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 19 1 1’30.107
2
2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 19 2 1’30.177
3
37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 19 4 1’30.779
4
36 G.アレジ TOM’S 320 TOM’S 19 3 1’30.250
5
10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 19 8 1’34.007
6
3 L.アレン Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 19 7 1’33.492
7 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 19 9 1’34.334
8
30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 19 12 タイム抹消
9 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 19 10 1’34.667
10 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 19 11 1’40.923
R
1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 0 6 1’31.546
R
35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 0 5 1’31.466
天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320) 1’13.925