【欧州選手権】ドイツがポルトガルに4発で圧勝「死の組」は大混戦。スペインは2分けで敗退危機

ポルトガル戦で3点目を決めたロバーツ(ロイター)

欧州選手権第9日(19日=日本時間20日)、1次リーグF組のドイツがポルトガルに4―2で勝利し「死の組」は大混戦となった。

ドイツは前半15分、FWクリスチアーノ・ロナウド(36)にゴールを許すも、相手のオウンゴール2発で逆転に成功。2―1として迎えた後半6分にはMFカイ・ハバーツ(22)が加点し、15分にMFロビン・ゴゼンス(27)が得点し、リードを広げた。

ドイツFWトーマス・ミュラー(31)は「私たちは3ポイントを切実に求めており(1次リーグ突破の)運命は再び自分たちの手に委ねられた。(最終戦の)ハンガリーは対戦するのが非常に厄介だ」とし、ゴセンスは「この勝利は私にとって、すべての値する。今日はチーム全体が同じ方向に進んだ」とコメントした。

F組のもう一試合はフランスがハンガリーと1―1で引き分け。この結果、2戦を終えてフランスが勝ち点4、ポルトガル、ドイツが勝ち点3、ハンガリーが勝ち点1と全チームに決勝トーナメント進出の可能性が残った。強豪がひしめく「死の組」は大混戦で最終戦に臨む。

E組で優勝候補のスペインはポーランドに1―1のドローだった。前半25分にFWアルバロ・モラタ(28)のゴールで先制するも、FWロベルト・レバンドフスキ(32)に同点弾を許してしまう。その後、PKのチャンスを得るもキッカーを務めたモラタが外し、2戦連続の引き分けとなった。

1次リーグ突破に暗雲が漂うルイス・エンリケ監督(51)は「間違いなく勝ちたかったが(最終戦で)スロバキアに勝てば、突破のチャンスがチャンスがある」と先を見据えていた。

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