【東京五輪】竹島表記問題がついにIOC本部に飛び火 

韓国側の執拗な猛抗議で竹島表記問題はIOCへ飛び火

東京五輪ホームページにおける竹島(韓国名・独島)の表記問題が、ついに国際オリンピック委員会(IOC)の本部に飛び火した。

韓国では東京五輪が近づくにつれて竹島表記問題への関心が高まる中、スイスのIOC本部前で韓国団体による激しい抗議活動が行われた。

韓国紙「新亜日報」は「ローザンヌにあるIOC本部前で、従業員の出退勤時間に合わせて韓国人留学生や海外の同胞たちが集まって東京五輪の独島表記や、旭日旗を五輪の応援で使用できることに対応する集会が開かれた。IOCの政治的中立とオリンピック精神を守る責任ある姿勢を要求するスローガンが書かれたプラカードやパンフレットを使ってメッセージを伝えた」と報道。竹島表記の削除と旭日旗の使用禁止を強く訴えた。

今回の抗議活動を主導した棒材輝氏は「IOCは五輪が日本の政治宣伝の舞台に変わるのを見ても知らないふりをしている。平昌五輪の時、IOCが日本の問題提起を受け止めてコリア統一旗の中にある独島を表記しないよう勧告したが、東京五輪のホームページで日本の領土として描かれた独島はなぜ知らないふりをするのか。日本の〝戦犯機〟を利用した応援にもなぜ沈黙しているのか聞きたい」と意図を語った。

これまでは韓国内にとどまっていた抗議活動が、IOC本部にまで飛び火したことで今後大きな波紋を呼びそうだ。

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