「夢は待ってくれない」MF田中碧の海外挑戦 川崎時代の同僚MF守田英正が “好フォロー”

MF守田英正(左)とMF田中碧

ポルトガル1部サンタクララの日本代表MF守田英正(26)が、J1川崎時代の同僚でU―24日本代表MF田中碧(22)が今夏にドイツ2部デュッセルドルフに海外移籍することが確実となったことへの反響に持論を訴えた。

東京五輪を控える田中はかねて希望していた海外移籍に向けてチームを離脱したが、ネット上では応援や期待する声がある一方、川崎がアジアチャンピオンズリーグを戦う直前だったことで「川崎には大きな痛手」「このタイミングはちょっと残念」などのコメントともに、移籍先がドイツ2部になることから「もう少し待てば1部クラブからオファーが来る」などの意見が書き込まれた。

こうした世間の反響が出る中、元チームメートの守田は自身の公式ツイッターを更新。田中の海外移籍には触れていないものの「タイミングタイミングっていうけど、全員にとって良いタイミングはないし、夢は待ってくれない。自分から掴みに行かないと。誰のためでもなく、自分の夢だから」とつぶやいた。

実際に、日本と欧州各国リーグではシーズン制度が違うため、欧州の新シーズンに合わせて海外進出するには日本のシーズン中になることは避けられない。また一度、オファーを逃せば、そのまま声がかからない可能性もある。守田自身も今年1月に海外移籍しているが、後輩田中の判断を支持し、尊重してあげてほしいという願いも込められているようだ。

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