スペイン1部バルセロナは20日、ソシオ総会を開き、米投資銀行ゴールドマンサックスから5億2500万ユーロ(約682億5000万円)の融資を受ける承認を得たと、同国メディア「アス」など各メディアが報じている。
同紙によると、バルセロナのエドゥアルド・ロメウ財政担当副会長は負債について、2018年に1億5900万ユーロ(約206億7000万円)だったが、21年3月に6億7300万ユーロ(約874億9000万円)に達し、さらに新型コロナウイルスの影響で10億4400万ユーロ(約1357億2000万円)に膨れ上がっているという。
そこで資金を借り入れることになったと説明し、5億ユーロ超えとなるゴールドマン・サックスからの融資の利率3パーセントで返済期限は15年。担保は将来のテレビ放映権になるという。また財政難はコロナ禍による影響だけではなく、前会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏が率いた理事会に要因があることも指摘した。
また、バルセロナは20―21年の決算について想定を18%下回り、9700万ユーロ(約126億1000万円)の損失となったと報告した。ただ今回の融資決定でエースFWリオネル・メッシ(33)との契約延長と戦力補強の資金を確保できたことでチーム力を落とさずに来季に臨めそうだ。