第12週の週間MVPは6発+1勝の大谷と6発のシュワーバー

日本時間6月22日、2021年シーズン第12週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグはカイル・シュワーバー(ナショナルズ)が選出された。大谷はメジャー1年目の2018年に週間MVPを2度受賞しており、今回が3年ぶり3度目の受賞。エンゼルスからの選出はマックス・スタッシに続いて2週連続となった。一方のシュワーバーはキャリア初受賞。ナショナルズからの選出は昨年8月のフアン・ソト以来となっている。

先週の大谷はシュワーバーと並んでメジャー最多タイとなる6本塁打を放っただけでなく、日本時間6月18日のタイガース戦に先発して6回5安打5奪三振1失点の好投。「6本塁打+1勝」という投打にわたる活躍で文句なしの週間MVPに選出された。今季23本塁打はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)と並んでメジャー最多タイの数字であり、シーズン2ケタ盗塁にも到達。エンゼルスの選手が前半戦のうちに「20本塁打+10盗塁」を達成するのはマイク・トラウト(2014年と2018年)、トロイ・グロス(2000年)、ドン・ベイラー(1978年と1979年)に次ぐ4人目の快挙である。また、投手としても今季10試合に先発して防御率2.70をマークしている。

シュワーバーは大谷と並ぶ6本塁打を放ち、11打点と長打率1.077もリーグ1位。特に日本時間6月20~21日の2日間は凄まじい活躍を見せ、同20日のダブルヘッダー第2試合で2本塁打を放つと、同21日には1試合3本塁打を記録し、「2試合5本塁打」はメジャータイ記録となった(過去に35度達成されているが、ナショナルズでは2015年のブライス・ハーパーに続いて球団史上2人目)。なお、2試合連続マルチ本塁打はハーパー、ジェイソン・ワース(2013年)、ブラディミール・ゲレーロ(2000年)、ヘンリー・ロドリゲス(1996年)、ラスティ・スタウブ(1970年)に続く球団史上6人目の快挙となった。

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