デグロムが今季7勝目 30回連続無失点で防御率0.50に

【ブレーブス2-4メッツ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@シティ・フィールド

今季のジェイコブ・デグロム(メッツ)は4度も小さな故障に見舞われ、日本時間6月22日からは粘着物質使用に関する取り締まりも本格化したが、それでも快投は止まらなかった。右肩痛で早期降板した前回登板から中4日でブレーブスとのダブルヘッダー第1試合に先発したデグロムは、5回70球を投げて被安打1、奪三振6、与四球2、失点0の好投を見せ、今季7勝目(2敗)をマーク。メジャートップの防御率はさらに向上して0.50となった。

デグロムは3回表二死から相手先発投手のカイル・ミュラーに四球を与えるまで打者8人をパーフェクトに抑える上々の立ち上がり。3回表先頭のギジェルモ・エレディアはセンター返しのライナーを放ったが、デグロムが素早く反応して好捕した。唯一の被安打は5回表二死1塁の場面でケバン・スミスが放った左中間への飛球を外野手2人がお見合いしてエンタイトル二塁打にしてしまったもの。デグロムはその後、代打パブロ・サンドバルを1球でサードフライに打ち取り、ピンチを切り抜けた。

デグロムはこれで12先発連続自責点1以下となり、1968年のボブ・ギブソンを上回るメジャー新記録を樹立。また、連続無失点は30イニングまで伸び、次回登板でR・A・ディッキーが2012年に記録した32回2/3連続無失点の球団記録を更新する可能性がある。さらに、メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコーモ記者は「デグロムは自己最多の17勝を挙げるペースだ」とツイート。抜群の投球内容に白星という結果が伴うようになったデグロムは、もはや向かう所敵なしの状態となっている。

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