宮崎牛「うま味」も重視 枝肉共進会に新基準

枝肉のMUFA含有率を測定する、県畜産試験場の職員=都城市高崎町・ミヤチク高崎工場

 サシに続く新評価基準導入へ―。JA宮崎経済連(坂下栄次会長)は、県産和牛の枝肉共進会に「うま味」を評価する新たな審査基準「一価不飽和脂肪酸(MUFA)含有率」を導入する。オレイン酸などが代表で、口溶けの良さにもつながる。脂肪交雑(サシ)の入りに関しては全国的にレベルが横並びに近づいており、新たな付加価値も追究することでブランドに磨きを掛ける。22日に都城市で開催する「同経済連和牛枝肉共進会」が、初導入の舞台となる。

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