【新型コロナ】神奈川県所管域で1人死亡30人感染 県教委でクラスターか

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は22日、県所管域で厚木市の70代男性が死亡し、10歳未満~90代の男女30人の感染が確認されたと発表した。

 厚木市の男性は5月12日に陽性が判明。今月7日に入院先の病院で死亡した。基礎疾患があったという。

 30人のうち、中等症が2人でほかは軽症か無症状。19人が感染経路不明だった。

 年代別では、20代と30代が各6人、10代と40代が各5人、50代4人、10歳未満と60代、70代、90代が各1人だった。

 厚木保健福祉事務所管内の介護老人保健施設では、入所者の90代女性の感染が判明。この施設の感染者は5人となり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとしている。

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 県教育委員会は22日、教育局総務室の職員2人の感染を発表した。総務室職員の感染者は計6人となり、保健所がクラスター(感染者集団)に当たるか調べている。教育委員会では総務室を中心に職員約60人規模の集中検査を実施する。

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