【新日本】CHAOS 6人タッグ王座最多防衛記録更新のV6!次期挑戦者に第3世代トリオが名乗り

王者組の石井にエルボーを見舞った永田

新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(41)、石井智宏(45)、YOSHI―HASHI(39)組がEVIL、高橋裕二郎(40)、ディック東郷(51)組の挑戦を退け6度目の防衛に成功した。

バレットクラブの卑劣な戦法に苦しんだ。レフェリー不在の間にイス攻撃、ステッキ攻撃で分断された王者組は、石井が孤立し集中砲火を浴びる。ペティグリー、マジックキラーを浴びながらも、東郷のダイビングセントーンは後藤が間一髪で阻止して窮地を脱する。

挑戦者組はなおもレフェリーの目を盗んで反則攻撃を仕掛けてくるが、石井は東郷のスポイラーチョーカー(ワイヤー攻撃)を力づくで振りほどく。強烈なラリアートで形勢逆転に成功すると、最後は垂直落下式ブレーンバスターで32分超の死闘に終止符を打った。

同王座の連続最多防衛記録を6に伸ばした王者組に休息の時は訪れない。試合後のリング上には天山広吉(50)、小島聡(50)、永田裕志(53)の「第3世代トリオ」が次期挑戦者に名乗り。永田から「お前らCHAOSが、新日本プロレス本隊を腰抜け呼ばわりしているそうだが、何なら試してみるか?」と挑発された石井は「お願いしますだろ、コノヤロー!」とエルボーを見舞うが、反撃のエルボーで逆にダウンさせられてしまった。

手荒い挑戦表明に対し石井は「3バカトリオ来たな。ふざけんな。今日の俺らの試合見たか? てめえらの生ぬるい試合とは違えんだよ。今のままだったらよ、取れるわけねえだろう」とバッサリ。「だから猶予をやるよ。明日(の相手は)バレットか? もうバレットとは終わったんだ。お前ら3人入れ。あと本隊にまだクズどもがいるな。2人用意しろ。いっちょ揉んでやるよ」と、23日後楽園大会で予定されている10人タッグ戦の対戦相手をバレットクラブから本隊に変更することを要求していた。

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