ブルージェイズ・スプリンガーが戦列復帰 今季5試合目の出場

日本時間6月23日、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)が右大腿四頭筋痛による今季2度目の故障者リスト入りから戦列復帰を果たし、マーリンズ戦のスタメンに「5番・センター」で名を連ねた。シーズンはすでに6月下旬を迎えているが、これが今季5試合目の出場となる。「本当に残酷な仕打ちだよ。ずっとプレーしたかった。故障したい選手なんていないからね。状態はとてもいいよ」と語ったスプリンガー。6年1億5000万ドルの大型契約で加入した31歳の外野手は、ここからの巻き返しを目指す。

開幕から欠場が続いていたスプリンガーは、日本時間4月29日に戦列復帰。その日のナショナルズ戦で新天地デビューを果たし、3日後のブレーブス戦では2本塁打を放つ活躍を見せたが、4試合に出場しただけで右大腿四頭筋の故障が再発し、再び故障者リスト入りしてしまった。それから約1ヶ月半が経過し、待望の戦列復帰。前回の復帰時は全4試合にDHで出場したが、「前回よりも状態がいい」という言葉通り、今回は「5番・センター」での戦列復帰となっている。

スプリンガーが守備に就くことのできる状態で戻ってきたことにより、今後のブルージェイズは外野手の起用法に頭を悩ませることになる。ルルデス・グリエルJr.、ランドール・グリチック、テオスカー・ヘルナンデス、そしてスプリンガーとレギュラー級の外野手が4人揃っているからだ。各選手の疲労を考慮しながら、DHの枠も使いつつ、4人の外野手にバランスよく出場機会を与えることになるとみられる。

「僕は勝つためにここに来た。プレーするために来たんだ」と力強く語ったスプリンガー。今季のブルージェイズはマーカス・セミエンやブラディミール・ゲレーロJr.の大活躍もあって打撃成績の各部門でリーグ上位の成績をマーク。ここに本調子のスプリンガーが加われば、自慢の強力打線はさらに破壊力を増し、他球団にとって大きな脅威となるに違いない。

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