都庁展望室でワクチン接種を開始 五輪関係者ら対象に

東京都は新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、東京都庁の展望室を会場にしたワクチン接種を始めました。

地上202メートルの都庁45階にある展望室に設けられたのは、築地に続き、東京都が運営する2カ所目のワクチン接種センターです。接種対象となるのは都内の医療従事者のほか、東京オリンピック・パラリンピックの関係者で選手と接する機会が多いスタッフを想定しています。大会組織委のアンチドーピング担当課・平井千貴課長は「海外からやって来るドーピング検査員の多くがワクチンを受けて来日予定なので、私たちが感染源とならないという安心感が出てきた」と話しました。

使用するワクチンはIOC=国際オリンピック委員会から3万8000人分の提供を受けたファイザー社製で、8月末まで1日当たり2500回の接種を想定しているということです。

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