スペイン１部レアル・マドリードが、ドイツ１部ドルトムントのノルウェー代表ＦＷエーリングブラウト・ハーランド（２０）の獲得へ正式オファーを出した。
ハーランドを巡っては多くのビッグクラブが獲得に関心を寄せているが、所属のドルトムント側は今夏の放出に難色を示しており動向が注目を集めている。
そうした中、スペインのテレビ局「クアトロ」は「Ｒマドリードとドルトムントがすでに交渉中であることが確認された。ハーランドは白い巨人でプレーしたいと考えており、すでにＲマドリードには本人からの〝イエス〟がある。そして彼のクラブであるドルトムントと交渉する時がきた」と報道。ハーランドとは水面下で個人合意しており、現在はクラブ間での交渉を進めているという。
ただ、ドルトムント側は移籍金を１億５０００万ユーロ（約２００億円）と高額な条件を設定しており、簡単には放出しない姿勢を崩していない。同局によると「Ｒマドリードからは１億１０００万（約１４４億円）ユーロ以上のオファーがすでに出されている」とすでに具体的な条件提示が行われているが、両クラブの希望額で５０億円程度の開きがあり、交渉がまとまるかは予断を許さない状況だ。
それでも「ドルトムントは１億３０００万ユーロ（約１７０億円）でも出す可能性がある」と指摘されており、Ｒマドリード側が上積みすれば早期の決着もありえる状況。現在開催中の欧州選手権が終了後に本格的な交渉に入る見通しで、大物ストライカーの去就に注目が集まる。
