都の新規感染619人に舛添前都知事「五輪中に緊急事態宣言」「日本はまぐれの大国」

五輪はどうなるのか

東京都は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに619人確認されたと発表した。死者は10人。重症者は44人でともに先週を上回った。

緊急事態宣言は沖縄県を除いて20日に解除。飲食店では条件付きで酒類の提供も再開された。そうした中で新規感染者が増えてる状況にネット上では「じわじわ来てる」「また緊急事態宣言か」「あーもう! いつになったら普通に生活できるの」など、悲鳴が飛んでいる。

前東京都知事の舛添要一氏はツイッターで「感染再拡大の傾向が顕著になっている。緊急事態宣言解除、そしてインド型の変異株の市中感染でさらに感染が拡大する可能性がある。1ヶ月後に五輪を控えて厳しい状況だ」と指摘。

これに先立ち、音声アプリ「Voicy」では「丁度、東京五輪やってる最中に緊急事態宣言をもう1回発することになりかねない。そうなった時に競技を続けるのか、中止するのか。そうした危機管理が全くできていない。万が一やめてしまったらどうするのだろうか」と課題を提示した上で「今の日本はまぐれの大国。すべてがうまくいく、コロナが鎮まる、ワクチン打って集団免疫ができる、すべていい方向にいい方向に回るということを前提にしてやっている。まぐれをアテにしている」と苦言を呈した。

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