【東京五輪】ガイドライン発表 「マスク警察」「熱中症」でトラブル頻発の懸念

東京五輪開会式の会場となる国立競技場

東京五輪・パラリンピックの観戦の際の新型コロナウイルス感染症対策を定めたガイドラインが23日に発表されたが、ある項目についてトラブルの懸念が指摘されている。それはマスクのことだ。

会場内では原則、マスク着用が求められている。マスク未着用なら入場を断られるという。会場でマスクの配布はないと明記されているので注意が必要だ。また、会場内での飲食時のルールもあり、「会話を控え、飲食後はすみやかにマスクを着用する『マスク飲食』をお願いします」(公式ホームページから)と徹底している。

一方で夏だけに熱中症対策も気を付けなければならない。屋外の場合は人との距離が十分にあれば「マスクを外すこともご検討ください」(前同)。判断は観客にゆだねられている。

ノーマスク派の男性会社員は「これはトラブルになりかねません。最近もバス停で若い女性があごマスクで電話していたことに起こった男が女性を平手打ちして逮捕された事件がありました。バス停って屋外ですよね。屋外でもこうなんです。屋外なら外してもいいって言われても、暗黙の了解でマスクをしてないといけない雰囲気になるでしょうね」と指摘した。

ツイッターでは「炎天下の競技場でマスクは相当キツイ」「これなら家でテレビ観戦した方がましだね」「こんなに制限があるなら無観客にすればいいのに」などの意見が書き込まれていた。

観戦する人はマスク警察と熱中症には気を付けよう。

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