「無理、無理、無理だぁ!」蓮舫氏にヤジの洗礼 斉藤りえ氏の応援演説で

斉藤りえ氏(左)の応援に駆け付けた蓮舫氏だったが…(JR蒲田駅前)

立憲民主党代表代行の蓮舫氏(53)が23日、聴衆からヤジの洗礼を受けた。

JR蒲田駅で行われた都議会議員選挙(25日告示、7月4日投開票)に出馬する〝筆談ホステス〟斉藤りえ氏(37)の街頭演説会に参加。蓮舫氏は立民結党以来、初めてとなる都議選の勝利に向けて気合十分だった。

東京都で新型コロナウイルスの新規感染者が600人を超えたことを受け「下げ止まりじゃない! 明らかにリバウンドの傾向が見え始めています」とアピールしたが…。

〝事件〟は立民が国会で五輪中止や延期を菅義偉首相(72)に訴え続けてきた話を披露している時に起こった。

聴衆の1人が「だったら(五輪を)やめればいいじゃん。いまさら無理だ!」とヤジ。

これに蓮舫氏が「五輪を中止するには菅総理、小池百合子知事の判断がなければ前に進まない。だから、まっとうな政治を、私たちに都議選を中心に執行したくてお願いしたい」と応じたが、聴衆の男性は「無理、無理、無理だぁ!」と声を大にし、蓮舫氏は表情をこわばらさせた。

この一件は立民が選挙公約に揚げた五輪「延期か中止」に疑問を投げかけるひと幕となった。

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