【十三】抹茶も!玄米茶も!チャイも!お茶のかき氷専門店「たから」

駅近のオアシス

「氷」の文字が目印です

お店の場所は、阪急「十三駅」から徒歩1分。西改札口を出て1つ目の角を左に進むと、ありました、「氷」の文字! ビルの階段を登って、2階がお店になっています。

ブロックチェックの階段を上へ

店内はカウンターを含めて11席。古民家のような和風の落ち着いた空間です。時折「ちりんちりーん」と鳴る風鈴の音色が、とても涼しげ。暑い中訪れた人々のオアシスになっているようです。

元々はバーとして開店したそうですが、コロナの影響もあり、2021年4月にかき氷屋さんに。かき氷好きのオーナー店主・寶正(ホウショウ)さんが京都で食べた抹茶の美味しさに感銘を受け、お茶に興味をもったのがきっかけとなり、「お茶」にとことんこだわったかき氷屋さんが誕生しました。

こだわりぬいたお茶シロップ

「米(玄米茶)+信玄餅トッピング」(1,000円)

メニューはかき氷のみ。お店で作り上げる手作りのシロップはどれも自慢の一品です。
抹茶や玄米茶などの定番メニュー約10種類に加え、季節限定フルーツのかき氷も楽しむことができます。

香ばしくさっぱりとした味わいが人気の「米(玄米茶)」(850円)は、国産玄米と宇治田原の茶葉を使用しています。鮮やかな緑色のシロップは、驚くほど濃厚で「お茶の旨味」をしっかり感じるほど。「お茶にはこだわりすぎている」というだけあります!
この、お店で提供しているお茶の茶葉は140年以上の歴史を誇る京都・宇治田原の「西出製茶場」のもの。高い品質はもちろん、かき氷のシロップにした時に「お茶の苦味を残さない美味しさ」になるよう工夫されています。

「ふわ、とろ、もち、かりっ」の食感が一度に楽しめる

上には、ほんのり甘い煎り玄米がのせられていて食感のアクセントに。カリッとあられのように香ばしく、風味が一段と増す美味しさです。
そして、ぜひトッピングして欲しいのが「信玄餅」(150円)。お店で手作りされたトロトロの信玄餅は、ふわふわのかき氷と濃厚なシロップに絡んでまろやかな味わいに。
食べ進めると、氷の中央部に「玄米茶ゼリー」を発見! 一皿食べ終わるまで、飽きがこない工夫が嬉しいですよね。

関西で希少な「氷」を使用

濁りのない、透明で美しい「氷屋純氷」

お茶だけでなく、氷自体にもこだわりがあるんです。
同店で使用している氷は、全国でも2人しかいない「氷屋マイスターゴールドクラス」を取得している、同じ十三の「野口商店」の「氷屋純氷」。ゴールドクラスは、関西では「野口商店」だけだそう。48時間かけて不純物を取り除きながら、じっくりと手間暇かけて作られた氷です。

この美味しい氷で綿雪のようなふわふわな氷を作るには温度管理が大切。これがとても難しいんだそう。
温度が低すぎると、バラバラとした荒々しい氷になり、高すぎると氷が溶けてしまう。「野口商店」のマイスターにノウハウを教わって、日々変わる温度の中で一番良い状態のかき氷を提供できるようにしているんです。

また、不純物が少ない氷は固く溶けにくく、冷たすぎない温度のかき氷になるため、頭が痛くなりにくいんだとか。確かに大きな氷を食べても筆者は一度もキーンと痛くなることがありませんでしたよ!

女性に人気のチャイのかき氷

「印(チャイ)+クリチー」(1,050円)

同店で女性に人気のメニューが、「印(チャイ)」(900円)。お店でスパイスから作る本格チャイシロップがかかったかき氷は、一度食べたら病みつきになる美味しさです。味わうほどに感じるスパイスの深みが、とても贅沢。

おすすめのトッピングは「クリチー」(150円)こと、クリームチーズ。
本格的なチャイに、酸味とコクがあるクリームチーズが相まってまろやかな美味しさに。クリームチーズが加わることで、かき氷の域を超えてまるでスイーツのよう。
お店自慢のシロップは、おかわりの「追蜜」がなんと無料。どのかき氷も、食べる前でも途中でもスタッフの方に言えばもらえるそうです。お好みの濃さで楽しめる、ここならではのサービスが嬉しい!

かき氷を頼むと付いてくる、温かい玄米茶

メニューの中にドリンクはありませんが、かき氷を頼むと温かいお茶がもれなく付いてきます。これもこだわりの茶葉を使ったもの。
お店の室温も、かき氷が美味しく食べられる温度に設定されているそうで、さすがかき氷屋さんです。

月ごとに変わる限定メニューでは、季節のフルーツなども登場。他にもInstagramで告知される、メニューには載らない数量限定の気まぐれメニューもあるそうなので、要チェックです。訪れる度に新しい味を楽しむことができますよ!

  • こだわりのかき氷が食べたい
  • お茶が好き
  • 冷たいスイーツを楽しみたい

という方におすすめです!
氷にも、お茶にも、こだわりのある一皿。ぜひこの夏、堪能してくださいね。

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
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