妻夫木聡が感動した「足利の渋谷スクランブル交差点」1億円かけたチェン監督のこだわり

公開直前イベントに出席した(左から)浅野忠信、妻夫木聡、鈴木保奈美、三浦友和

俳優・妻夫木聡(40)らが24日、都内で映画「唐人街探偵 東京MISSION」(7月9日公開)の公開直前イベントに出席した。

同作は「唐人街探偵」シリーズの3作目で、日本、中国、タイの探偵が難事件に挑む。1作目はバンコク、2作目はニューヨーク、今回は東京が舞台となった。

ド派手でナルシストな金持ちの探偵役を演じた妻夫木は「作品を見終わってから、日本人である自分でさえも、こんな日本があるんだなと新しい発見があった」と語った。

同作は、中国出身のチェン・スーチェン監督がメガホンをとった。

撮影現場を振り返り「見たことのない機材が多かった。プログラミングをして、カメラがその通りに動いて。もう人間がカメラを動かさないんだ…とか。1日借りるのに1000万円くらいかかるドローンのカメラを使ったりとか。すごいお金のかけ方」と明かした。

同作では、東京・渋谷のスクランブル交差点を再現したセットを使用。2000人以上のエキストラを動員して撮影を行った。「監督が『どうしても渋谷のシーンは入れたいんだ!』とおっしゃっていて、じゃあ作っちゃえということになって。渋谷のセットを1億円以上かけて足利に作って。すごく気概みたいなものを感じた」と興奮気味に語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社