国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」初日（２４日、千葉・カメリアヒルズＣＣ＝パー７２）、東京五輪出場に王手をかける稲見萌寧（２１＝都築電気）は３バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの７３で１オーバーの７６位と出遅れた。
２アンダーで迎えた１１番パー４の２打目、稲見はバンカーからＵＴでグリーンを狙ったが、アゴに当たって脱出に失敗。４オン２パットのダブルボギーを叩くと、続く１２番もボギーと失速した。
「そこまで調子がいいという感じではなかったけど、オーバーパーになるようなゴルフではなかったかなと思います。ダボから流れがズレちゃった感じです」。流れが悪くなったところで強い雨に見舞われるなど、運もなかった。
それでも、五輪出場に向けて有利な立場にいることに変わりはない。古江彩佳（２１＝富士通）は今大会の優勝が必要で、海外メジャー「全米女子プロ」に出場する渋野日向子（２２＝サントリー）は最低でも５位以内でなければ、稲見を逆転できない。
本人は「この試合を頑張るというだけで、五輪は本当に気にしていません」と話すが、周囲は代表争いに注目。「ギャラリーが入っている方が楽しいです」と久しぶりのギャラリーの声援を受け、巻き返しを図る。
