陸上の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権初日(24日、大阪・長居)、男子100メートル準決勝はサニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)が10秒30で決勝に進出した。
1組で登場したサニブラウンは持ち味の加速力が不発に終わって3着でフィニッシュ。同組1着だった山県亮太(29=セイコー)との〝新旧日本記録保持者対決〟に屈し、2、3組の結果を待って、何とか決勝に駒を進めた。
レース後の取材では「足がつった」ことを明かした上で「運がよかったですね」と安堵の表情。それでも「(準決勝を)通ったからにはしっかり準備して、誰も注目していないと思うので、そのまま優勝かっさらってやろうかな」と語った。
2年ぶりに100メートル、200メートルの2冠を狙うサニブラウン。大一番のレースでどんな走りを披露するのか。