【新型コロナ】神奈川の高齢者接種率公表 清川村最高、1回目完了が9割

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を巡り、神奈川県は24日、県内33市町村それぞれの接種率を初めて公表した。

 最も接種が進んでいるのは清川村で、9割が1回目を完了し、2回目を済ませた割合も7割を超えた。全体の接種率は1回目が5割弱で、2回目は1割超。ただ集計システムへの反映が遅れ、実際の接種率は公表値を上回る自治体もあり、県は「順調に増えている」との見方を示している。

 接種率は国が構築した接種情報を一元管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」の集計から算出。65歳以上の高齢者人口は2020年1月の住民基本台帳に基づいた。

 22日時点で1回目の接種が進んでいる上位5自治体は、(1)清川村91.21%(2)真鶴町77.53%(3)山北町73.83%(4)松田町71.68%(5)開成町69.62%。2回の接種完了は(1)清川村76.09%(2)松田町43.22%(3)鎌倉市31.16%(4)伊勢原市27.60%(5)綾瀬市27.55%─の順だった。

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