ありがとう油壺マリンパーク 地元小学生が感謝の寄せ書き 神奈川・三浦

寄せ書き(後ろ)を手渡した児童会のメンバー=京急油壺マリンパーク

 三浦市立名向小学校(同市三崎町諸磯)の児童175人が24日、学区内の京急油壺マリンパーク(同市三崎町小網代)を訪れて感謝の寄せ書きを手渡した。9月末の閉館を惜しみながらイルカ・アシカのショーなどを楽しみ、貴重な思い出を刻んだ。

 同校は毎年、1年生が社会見学に来るなどマリンパークとはなじみが深い。「学びの場として教育的価値の高い施設」(中山賢一校長)でもあった。

 この日は、児童会の発案で全校児童が午前中に来館。ペンギンやカワウソを見学し、ショーが終わった後に6年生の鈴木駿太朗運営委員長(11)ら6人がトレーナーの横山みゆきさん(40)に寄せ書きを手渡した。最後は児童全員が起立して、1分近い感謝の拍手で締めくくられた。

 「マリンパークを忘れません」「楽しい思い出をたくさんくれてありがとう」「閉館はさみしいです」…。ペンギンやイルカのイラストとともに書かれた寄せ書きのメッセージには、惜別と感謝の言葉が並ぶ。鈴木委員長は「ペンギンの餌やりとイルカのショーが好きだった。残念だが、きょう来られて良かった」と喜んでいた。

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