新型コロナワクチン大規模接種 予定通り 国の発表受け県に確認 上越市

 国が自治体の大規模接種センターにおける接種の申請受け付けを一時休止すると発表した中で、上越市は24日、県がユートピアくびき希望館(頸城区)に設置する大規模接種センターでの接種は予定通り行うと発表した。

 国は23日、ワクチンの供給量が懸念されるとして「自治体の大規模接種」と「職域接種」の申請受け付けを一時休止すると発表した。

 市はこれを受け、ユートピアくびき希望館での大規模接種について県に確認。「ユートピアくびき希望館で予定している大規模接種センターでのワクチンについては、すでに国への申請は受理されており、予定通り供給される。よって予定通り実施する」との回答があったという。

 ユートピアくびき希望館での接種は、7月3日から9月末まで実施予定。対象はおおむね20人以上の企業、商工会などの従業員と18歳以上の同居家族。上越市民に限定せず、周辺市町村からの受け入れも検討。ワクチンはモデルナ社製を使用する。

 申し込みは企業などの単位で、30日までに市新型コロナウイルスワクチン接種事務室へ。必要書類などは市ホームページからも入手できる。

コールセンター土・日曜も開設

 市は64歳以下のワクチン接種について、22日から開始した接種券発送により問い合わせ増加が見込まれることから、コールセンターを26、27日、7月3、4日にも開設する。

職域接種も予定通り

 これまでに市へ申請を行った企業なども予定通り職域接種を実施する。有沢製作所は同社工場を会場に、7月から従業員や同居家族、派遣社員を対象に接種を行う。上越教育大は教職員や学生を対象に、7月から同大構内で接種を実施予定。同大は市による集団接種として行うため、今回の申請一時休止の影響はないという。

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